富士山須走口・3(本七合目~お鉢めぐり~下山)

kotop

2010年08月10日 17:34

本七合目(3190m)の見晴館前 6:00

今日は天気がよさそう♪お鉢めぐりもできるかな?


山頂方面の登山道。人が連なっているのが見えます。



私たちの歩く道は比較的静か。



見晴館が小さくなってきた。



八合目(3270m)江戸屋さん 6:25


このあたりから、頂上でご来光を見た方たちの行列とすれ違う。

いくつものツアーの集団がひっきりなしに下山してきます。

分岐には、誘導の方が立っています。
「この先トイレは・・・までありません。トイレは・・・分待ちです。」とか「吉田口の下山はこちら」とか・・・

う~ん、山というより混雑する観光地のような光景でした。


本八合目(3360m) 
山小屋が3つ(富士山ホテル、胸突江戸屋、本八合目トモエ館)あります。

胸突江戸屋さん 6:55


本八合目トモエ館さん 7:10



八合五勺(3465m)御来光館。 7:20

九合目には山小屋がないので、ここでトイレを済ませておくと安心です。


山頂がだいぶ近くなってきた。

ここからは高山病予防のため、時々深呼吸しながらゆっくり登りました。


雪が残っています。



左手に見える須走口・吉田口下山道(ブルドーザー道)

けっこう急?粒々みたいに見えるのは、下山する人々です。


須走口山頂前の鳥居

ちょっとガリガリが調子悪いみたい。高山病?


須走口の頂上に着きました。 8:30



久須志神社

ガリガリは、ちょっと頭が痛くなってしまった様子なので、ここで一休みして様子をみる。
時々呼吸を整えたりしてしばらく休んでいたら、復活したので、お鉢めぐりへと出発。 9:35


山口屋、扇屋、東京屋が並んでいます。



後ろは剣ケ峰



大日岳(3750m)



すがすがしい景色です。



実は、ここが一番の目的地だったりして?

富士山山頂郵便局 10:00

ここからハガキをだして「山頂郵便局」の消印がほしかった。
登山証明書と富士山登頂記録を自宅に送りました。

スタンプ押したり、住所書いたり・・・なんだかんだ30分以上ここに居ました。


馬の背を登って剣ヶ峰を目指そう!



伊豆半島と駿河湾かな?



測候所跡が見えてきました。



「日本最高峰富士山剣ヶ峰」の標柱。 11:00

このくらいの時間になると、記念撮影待ちの行列はなし!互いに譲り合う程度です。

ついに日本最高峰、富士山(3775.6m)を制覇!
ぽっちゃの小学生最後の夏休みの目標達成しました。


火口の中。

右手前に写っているのは虎岩


少しずつ須走口へ戻ります。



左手に見える大沢崩れ

怖くてかなり手前でしか写真撮れませんでした。


無事一周できました。 12:10


普通、1時間半もあればお鉢めぐりはできるんでしょうが、

富士山バッジ(刻印を入れてくれる)を買ったり・・・
郵便局でのんびりしたり・・・
富士山の山頂で、この日ちょうど100名山制覇したおじさんとしゃべってたり・・・
いそべもち食べたり・・・

そんなことしてたら、2時間半もお鉢めぐりしてました(汗



トイレ、水を補給して、いよいよ下山道へ。 12:30




最初はブルドーザー道。

砂埃がすごいので、私とガリガリはゴーグル(スキー用)つけました。
靴に小石が入るので、スパッツ付けたほうがいいかも。
ごついハイカットの登山靴だと、スパッツなしでも大丈夫かも。

ご来光下山ラッシュとは大違い。静かな下山道です。


本八合目(3360m) 胸突江戸屋さん。 12:55 

登りに忘れた焼印をお目当てにちょっと休憩。
ひたすら、ふかふかザクザクだったのでちょっと飽きて、ちょっと疲れました。


七合目(3920m) 大陽館。 13:50

アルファ米で腹ごしらえ。


砂走り下山道

これが延々と続くのでうんざりします。
春のスキー場のザクザク、シャリシャリ、もっさもさの雪の上を歩いている感じです。
「スキーブーツで春のスキー場歩いている気分で歩けば?」と言ったら、少し楽に歩けたみたい。



砂払い五合目(2230m) 吉野家
さん。 15:30





ここは山小屋でなく売店みたいです。 少し休憩して出発。 15:50

「完全制覇記念焼印」を押してくれます。ガリガリ、無事須走口を完全制覇!


おつかれさま!!



無事、須走口五合目(1970m)に到着。 16:20

ガリガリは、菊屋さんのおばあちゃんに焼印いっぱいになった金剛杖を見せ、
須走口完全制覇の報告をしてました。


霧あり、雨あり、夜景あり、雲海あり、ご来光あり、ショボ飯あり、たくさんの人との出会いあり、
ここには書ききれないくらいのいろんなことがありました。


達成感、充実感いっぱいだったのは事実なんですが、
3人とも
「もういいかな、富士山は」が今の感想。


そんなこと言いながら、またほとぼり冷めると「登りたい!」っていうかも知れませんね。


今回の記録

ぽっちゃ11歳・ガリガリ9歳

コース 本七合目~八合目~本八合目~八合五勺~久須志神社~富士山山頂郵便局~剣ヶ峰~
        ~久須志神社~本八合目~砂払い五合目~須走口五合口

所要時間(休憩含む) 10時間20分

歩行時間 6時間10分
         本七合目(3140m)⇒(25分)⇒八合目(3270m)⇒(20分)⇒本八合目(3360m)⇒(20分)⇒
         八合五勺(3456m)⇒(55分)⇒須走口山頂⇒(25分)⇒山頂郵便局⇒(20分)⇒
         ⇒剣ヶ峰(3775.6m)⇒(30分)⇒須走口山頂⇒(45分)⇒本八合目(3360m)⇒(40分)⇒
         ⇒七合目(2920m)⇒(60分)⇒砂払い五合目(2230m)⇒(30分)⇒須走五合口(1970m)

歩行距離・標高差  歩行距離約14km・標高差1806m



2日間の記録

コース 須走五合口~新六合目~六合目~七合目~本七合目~八合目~本八合目~八合五勺~
       ~久須志神社~富士山山頂郵便局~剣ヶ峰~久須志神社~本八合目~砂払い五合目~
       ~須走口五合口

所要時間(バス乗車時間・休憩含む) 1日目・・・4時間35分 2日目・・・10時間20分

歩行時間 1日目3時間45分/2日目6時間10分/合計9時間55分
         須走五合口(1970m)⇒(1時間20分)⇒新六合目⇒(1時間10分)⇒七合目⇒(1時間15分)⇒
         本七合目(3140m)・・・(泊)・・・⇒(25分)⇒八合目(3270m)⇒(20分)⇒
         ⇒本八合目(3360m)⇒(20分)⇒八合五勺(3456m)⇒(55分)⇒須走口山頂⇒
         ⇒(25分)⇒山頂郵便局⇒(20分)剣ヶ峰(3775.6m)⇒(30分)⇒須走口山頂⇒
         ⇒(45分)⇒本八合目(3360m)⇒(40分)⇒七合目(2920m)⇒(60分)⇒
         ⇒砂払い五合目(2230m)⇒(30分)⇒須走五合口(1970m)

歩行距離・標高差 歩行距離 1日目約4km・標高差1170m/2日目約10.6km・標高差1806m



今回使ったアイテム紹介


プラティパス ビッグジップ SL

今回一番活躍したアイテム。
高山病予防には、こまめな水分補給が大切です。ザックを下さずに、立ち止まらずに飲めるのですごくいいです。






エバニュー(EVERNEW) 酸素スプレー 富士さん素

8合目~上のほうでは、酸素スプレーを吸入している方が目立ちました。高山病が心配な人に安心感があるかも。私は食べる酸素を気休めに使いました。水と深呼吸のほうが効果あるような気も。。。微妙です。






ロゴス(LOGOS) パームトップレインスパッツ

砂走りの下山には、スパッツがあると便利です。小石の侵入を防ぐためにも、富士山には持参されるといいと思います。






スワンズ(SWANS) RICKY-S

見落としがちですが、砂走りがあるコースには、砂埃対策にゴーグルがあったほうがいいです。私たちはスキー用のゴーグルと、使い捨てマスクを持って行きました。






Columbia(コロンビア) メンズ サンギルオムニテック

ぽっちゃのシューズ。見た目より軽くて履きやすいらしいです。今まで履いた登山靴の中では、ダントツのはきやすさだとか。






THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス) NT52753 BIOTEX MESH TIGHTS

今回使用したサポートタイツ。筋肉の負担が断然違います。






モンベル(montbell) REV.サーマラップジャケット JR.
富士山の上のほうは寒い、山小屋泊まりの時も夕方や朝方は寒いので、これくらいのジャケットがあったほうが良いです。







モンベル(montbell) ライトシェルジャケットJr.

薄手ですが、裏地が付いていてほどよくあったか。
スタッフバッグ付きなので、いざという時の一枚として持っていくのにも便利。
あまり寒がりさんでなければ、富士山にちょうど良いかも。






モンベル(montbell) スーパーハイドロブリーズ クレッパーJr.

登山に常備すべき雨具。
普通の子ども用雨具と比べるとお高いけど、軽くてコンパクトで暑苦しくならない、
風が強くなりがちな富士山山頂付近では、雨でなくても防寒・防風に役立ちます。




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