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小学4年生の娘、小学6年生の息子とショボキャンを楽しんでいる母です。息子はショボキャン通り越し、サバイバルキャンプの道へと進み始めている・・・
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2010年08月21日

富士山のスケジュール

富士山を登る時、子連れだとスケジュールに悩みませんか?
我が家の富士山登頂記録(全3回)はこちら

富士山のスケジュール

私はまず、日帰りか、泊まりか、いろいろ悩みました。

「子どもと富士山でご来光を見る」という想定で私が悩んだ、
子連れならではの日帰り、泊まりの良いとこ、心配なとこをまとめてみます。
ご来光をお目当てに登る場合、大きく2つのパターンにわけられると思います。

①山小屋に泊まってご来光を見るパターン
  -Ⅰ 山小屋でご来光を見てから頂上を目指す。
  -Ⅱ 山小屋を深夜出発して頂上でのご来光を目指す。

②日帰りでご来光を見るパターン
   * 夜中に歩いて頂上を目指し、ご来光を見る。

③ご来光にはこだわらず日帰りするパターン
     * 日の出前後に歩き始め、日没位までに下山する。


私達は①-Ⅰパターンでした。
本7合目で一泊、そこでご来光を見てから山頂を目指しましたが、
結論から言うと、自分たちにとってはベストなスケジュールでした。

一番の理由は、あの距離、あの道(下山の砂走りがうんざりした)を
一日で登り、下りとも歩くなんていやだなぁ。。。と思うことなんですけど。



電球計画を立てる時に検討した内容は・・・電球

青い星①-Ⅰ山小屋泊、そこでご来光の場合

アップ良かったことは・・・
①高山病になりにくい。
  *山小屋に泊まると、初日は比較的時間的余裕ができます。
    ゆっくりペースの登山が可能になるので、高山病予防にいいと思います。
  *比較的標高の低いところで泊まっておくと、高所順応しやすく高山病になりにくい。
②体力面で安心。
  *食事を頼めば、その分食材の荷物が減らせるので、体力温存できる。
  *頂上を目指す前に、しっかり疲れを取って再出発できる。
    普段山を歩かない人、山小屋に泊まったことのない人、デリケートな人だと、
    富士山の山小屋に泊まるほうが疲れるかもしれません。

③渋滞(ツアーの行列が途切れない)を避けられる。
  *比較的静かで自分のペースで富士山が楽しめます。
    山頂での記念撮影も、行列にならずにできるし、トイレ待ちで困ることもない。
④静かなご来光を楽しめる。
  *須走口では、7合目より上に居ればどこからでもご来光が見られます。
    吉田ルートもほぼ同じ感じだと思います。
     人影の入らないご来光写真の撮影がしやすい山小屋でのご来光もいいと思います。
  
ダウン心配なこと
①早めの予約が必要。
  *2010年の状況ですが、例年より混んでいたようです。
    土日、お盆期間中以外の平日でも、早めに予約しないと泊まれない状況でした。
   ※富士山ブーム~山ガールブームと、ブームが続いており、年々混雑がひどくなっているのかも。
②山小屋のキャンセル料
  *山小屋によっては、キャンセル料が必要なところがあります。
  *子どもと登る場合、雨でも決行するか(辛い思い出ばかりになって山嫌いになったらと心配)、
     キャンセル料を払って中止するか。。。難しい選択になります。
   ※予約の際、キャンセル料の有無をしっかり確認されておくといいでしょう。
③山小屋の快適性
  *ホテル、旅館、ペンションなどしか利用していない方にとって、
    きっと山小屋はカルチャーショック! 泊まること自体がストレスになる可能性があります。
    食事は比較的質素。寝床は、混んでいる時は1枚の布団を2人で使う感じ。
    いびきとか、早だちされる方の支度の物音とか、音に敏感な方にはきつい。
  *富士山の場合、夜間に登山される方が多いので、場合によっては外がうるさい。
   ※いずれも、私にはまったく気にならず、良く眠れました。   
④高山病の危険
  *就寝中は呼吸が浅くなり、酸素を取り込みにくくなるそうです。
    山小屋が混んでいると、人の多さでさらに酸素が薄い状態になることもあるようです。
    元気だったのに山小屋で眠ったら高山病になっていた、となる可能性もあるので注意!
⑤お金がかかる
  *山小屋の宿泊料金がかかります。
    子ども料金の設定はないので、それなりにお金が要ります。
   (2010年現在、須走口では1泊2食¥7500が多かった。もっと高いところもアリ)
  *2日間富士山にいるので、トイレ代(¥200~¥300)がかさむかも。



青い星①-Ⅱ山小屋泊、山頂ご来光の場合

アップ良さそうなことは・・・
①高山病になりにくい ②体力面で安心
  *①②については、「①-Ⅰ山小屋でご来光の場合」と同じです。
③山小屋までは、渋滞を避けられる。
  *山小屋までは比較的静かで、自分のペースで富士山が楽しめます。
④山頂でご来光を楽しめる。
  
ダウン心配なこと
①早めの予約が必要 ②山小屋のキャンセル料 ③山小屋の快適性
④高山病の危険  ⑤お金がかかる
   *①~⑤については、「①-Ⅰ山小屋でご来光の場合」と同じです。
⑥山小屋~山頂までの登山道の混雑。
    *自分のペースで歩けない可能性があります。
    渋滞した場合は、ゆとりをもった時間配分をしないとご来光に間に合わなかったり、
    周りのペースが速い場合は、知らず知らずオーバーペースになる可能性も。



青い星②日帰りでご来光の場合(夜間登山)

アップ良さそうなことは・・・
①山小屋の予約が不要。
  *思い立った時に行ける
  *事前にスケジュール調整がしづらい時でも困らない。
  *天気予報を見て決断できる。
②山小屋泊まりによる高山病の心配がない。
  *山小屋に泊まったことで高山病を発症するという危険を回避できる。
    *長い時間高所にいないほうが良いので、日帰りのほうがベターと考える方もいらっしゃるようです。
③お金があまりかからない。
  *山小屋宿泊代が不要なのは、金額的にかなり大きいです。
④山頂でのご来光を楽しめる。
⑤暑さでばてることがない。
  *夜中歩いて山頂でご来光を目指すので、暑さによるバテがでにい。
    もちろん、日焼けについては、ご来光後の下山時だけ対策すればOK。
⑥汗をかきにくいので、持参する水が少なくて済む。
  *荷物が軽いと、それだけ歩くのが楽になります。
  
ダウン心配なこと
①登りが真っ暗なこと
  *子どもって景色が見えないと楽しみを感じにくく、疲れを感じやすい気がします。
②登山道が混雑する可能性
    *自分のペースで歩けない可能性があります。
    渋滞した場合は、ゆとりをもった時間配分をしないとご来光に間に合わなかったり、
    周りのペースが速い場合は、知らず知らずオーバーペースになる可能性も。
③子どもの夜間登山のペース
  *子どもは、夜間登山だと昼間歩くよりペースがゆっくりになる子もいます。
    深夜の登山は、子どもにとって寝不足状態で歩くことになるので、体調面からもきついかもしれません。
    夜間登山の場合は、前日、当日の体調管理(睡眠・休養など)に配慮してあげるといいと思います。  
④体力的負担
  *一日で登山・下山をするので、子どもにとって体力的に負担が多そうで心配。
    標高差は、五合目の標高が一番高い富士宮口で標高差1396m、2番目に標高の低い須走口で1806m。
    ちなみに高尾山は標高差400m未満。
    所要時間は休憩含まず10時間前後かかると思います。 

⑤体調が悪くなった時の休憩
  *山小屋の前にベンチ等での休憩はOKですが、万一体調不良などで小屋で休みたい状況になった時、
    夜間は中に入って休憩することができない可能性があります。
    救護所のないルート(御殿場口・須走口)を歩かれる場合は要注意です。


青い星③ご来光にこだわらず日帰りの場合(日中登山)

アップ良さそうなことは・・・
①山小屋の予約が不要 ②山小屋泊まりによる高山病の心配がない ③お金があまりかからない
 *①~③は、「②日帰りでご来光の場合(夜間登山)」と同じです。
④登山道がすいている。
 *山頂でご来光の人たちと時間をずらせば、驚くほどすいています。
⑤明るいうちに歩ける。
 *明るいうちに歩けるのは、景色も楽しめるということ。子どもにとって景色と、がんばれることとは
   ものすごく関連性があるようです。
⑥出発地点~途中でのご来光
 *明け方4時前後に出発するパターンが多いようです。
   登山口によりますが、五合目や途中でご来光を見られるかもしれません。
  
ダウン心配なこと
①体力的負担
  「②日帰りでご来光の場合(夜間登山)の④」と同じです。
②暑さ
  *日中歩くので暑いと思います。日焼け対策も必要。
③水分補給
  *暑いので水分の必要量も多くなると思います。
    日中でしたら山小屋も普通に営業してますので、足りない分は買い足すつもりで大丈夫だと思います。
④下山の時刻
  *子どもにとって、この標高差、距離、時間を歩くのは予定より大変な場合があるかもしれません。
    下山が日没後になることも考慮の上、ヘッドランプなどを持っていくなどの対策をしておくと安心でしょう。
⑤山頂部でのご来光が見られない
  *雲海からご来光・・・が見られない。


自分がどのようなプランにするか、比較検討をしたときに考えた内容はこんな感じでした。
実際、いろいろなパターンを試してみたら、「そんなに心配する事じゃなかった」「思ったより大変だった」
ということが出てくるかもしれません。

同じことで悩んで、迷っている方の参考になれば・・・と思います。


ちなみに、夜間登山の人の数はものすごかったです。
ご来光に合わせて登ってくる方は、ひっきりなしにやってくるって感じでした。
須走口・吉田口の合流した先は、ヘッドランプの明かりで道がはっきりわかるほど人が多い。
       
      は、お盆休みの時期ではない平日で、です。


特に、吉田口から山頂でご来光を目指す方は、ツアーの方たちを中心にものすごく多く、
まわりの大人の歩くペースに知らず知らずに流されてしまいがちです。
お子さんの様子、体調に注意しながら歩くといいと思います。
周りのペースに惑わされず自分のペースを見失わないことが、高山病にならずに登る秘訣のような気がします。

そうそう、うちの子たちは、ほとんどが地図通りのコースタイム(山と高原地図より短い時間)で歩きましたが、
8合5勺~山頂までだけは2倍位の時間をかけて登りました。
自分の子どものペースに合わせるって、そういうことなのかもしれません。


  

私の場合、一番心配だったのが高山病。

ぎりぎりまで日帰りか泊まりか迷ってたのは・・・


山小屋に泊まったほうが高山病になりにくい。(高度に順応できるから)



高所に居る時間が長いほど高山病になりやすいから泊まりは良くない。




正反対の説があるようだったからなんですよね・・・

自分たちにはどっちがいいのか?
どっちのほうが高山病になりにくいの?


最終的には、やってみないと分からないし、めんどくさくなって「えいっ!」と
泊まりで行ってみることにしましたが。


なんでも、やってみないと分からないもんですね。


山と高原地図、富士山
計画を立てる時、時間配分等の参考になります。
コースタイムは比較的ゆくりめ、現実的な時間で書かれているように感じました。
               



山と渓谷社 山歩きはじめの一歩 3 山の用具
山と渓谷社 山歩きはじめの一歩 3 山の用具

必要な道具は何なのかを知る手掛かりになると思います。





山と渓谷社 山歩きはじめの一歩 6 地図とガイドブック
山と渓谷社 山歩きはじめの一歩 6 地図とガイドブック

地図を読むこと、ガイドブックの見方などの知識があると計画を立てる際にぐっと楽になってきます。山に地図はとっても大事です。私は、国土地理院の2万5千分の1地形図、昭文社の山と高原地図の2つ(コンパスも)を持って歩いています。





山と渓谷社 山歩きはじめの一歩 7 山の危険
山と渓谷社 山歩きはじめの一歩 7 山の危険

山にはどんな危険があるかを知ることから始めたほうがいいと思っています。子どもと安全に登山をするためにも、読んでおくといいと思います。





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